一人身で通してきて63歳まで頑張ってきた姉が大腸がんで亡くなった。

遺言でマンションだけはセカンドハウスとして残った兄妹で有効に使ってね、と言い残して他界した。

跡を継ぐ身内は誰もいない。

遺品整理に追われることになってあれやこれやと梱包しながら彼女の生前を思った。

現役60歳まで結婚の事は否定し続けてきた訳が神棚の裏にあった彼の写真と手紙で其の訳が分った。

姉には意中の人があったのだ。

一度彼女の友達の事が話の端で出てきた事を思い出した。

その彼は若い頃山で遭難して帰らぬ人となっていたのだ。

彼をずーと慕っていたことを思うと泣けて仕方が無かった。

遺品の整理が捗らなかった。

何とかしてやれなっかったと思うと悔しくてならなかったが今考えれば思い当たる節が次から次へと湧き出てきた。

遺品整理とは困難辛い事なんだとつくづく思った。

次から次へと出てくる遺品には捨てがたいものばかりで残しておくのも大変だと残った兄妹と相談してほとんど手放す事にした。

遺言にマンションを残して再利用して欲しいと言う要望にもみんなの意見の相違から手放さなければならなくなった。

全てを跡形もなく処分するのだと自分自身に言い聞かせて心の整理をしたのです。

亡き父母と天国で楽しく見守ってくれてる事を祈りつつ。

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